学生時代、塾の宿題や学校のテストの"答え合わせ"の時間がたまらなく苦手でした。
分からないところを先生に当てられた時の絶望たるや。答えられないのが恥ずかしくて真っ赤になった頬を、よく夕日のせいにしていました。
さて、今回は調査企画「間に合うのか、まつすけ」の続編。
その後オープンは予定通りできたのか、どんなお店になったのか。はしご酒班がしっかりと調査してまいりました。
それにしても、こんなにワクワクする答え合わせがあるとは。あの頃の自分に伝えたいです、今ではお酒に酔って頬を赤らめてるよってね。
いいこと言った風で全く中身がありません。
さあ、それでは行ってきます。
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お店の近くに辿り着くと、早速違和感が。
おお!看板が黄色になっとる!
なんだか縁起がいい看板の前でパンパンと手を合わせ、いざ入店です。(今日も気持ちよく酔えますように、とお祈り)
なんということでしょう、入ってみると一週間前の準備具合がウソのようにお店ができてます。
キレイに整った店内、黄色で統一されたお品書き、ガラスの窓にあしらったイラストの数々。匠の技が光ります。
完璧なオープンに少し驚きながらも、席に着き、乾杯です。
ぷは、うまい。
最近オンライン飲みばっかりだったので、余計にお店のビールがうまく感じます。五臓六腑たちが小躍りしてます。
一息ついたら次は料理を。まず一番にやってきたのは、松介の名物"特製ねり"と"博多とろ玉"。
特製ねりは、ねっとりジューシー。しっかり食べ応えがあるのに、あっという間になくなっちゃうのが寂しい。何度でも頼みたくなります。
博多とろ玉は、こぼれんばかりの半熟卵を豚肉で巻いてある串。割るとトロ~っと黄身がこんにちはしてくるんです。
料理も続々と来たところで、お酒のお代わりを何にしようか悩みます。
なんだこれ。
メニュー表の中の"レモン麹ハイ"と目が合いました。
よし、君に決めた。
店長の柿森さんに話を聞いてみると、日本独自の酒造りや"麹"をベースに作られた和のスピリッツ"TSUMUGI"を使ったレモンハイだそう。
一緒に入ってるのは佐賀県唐津産のレモン。新鮮な証拠にまだ青い状態です。
すごく香りが良くて、自分がおしゃれになったと錯覚しちゃいます。
うまいお酒とうまい料理に連打を浴びながら、まだまだ調査は続きます。
ふとまわりを見てみると、カップルの2人が楽しそうにメニュー表を一緒に眺めてたり、先輩後輩ぽい男性たちが今の仕事について熱く語ってたり。
やっぱりこういう居酒屋さんの雰囲気っていいなあ、としみじみ思います。
よし、ここらであのスジ煮を頼んでみるか。
※あのスジ煮とは、前回の取材で柿森さんが試食していて羨ましかったスジ煮のこと。
お店の空気感に浸っていい気分のまま、いよいよ念願のスジ煮とのご対面。
いや、どっぷり染みてる~。
試食準備の時はまだ色付きが浅かったスジ煮が真っ黒になって帰ってきました。
料理長の野口さんいわく、これからも継ぎ足しを繰り返していくつもりで、お店に通うほどに旨いスジ煮が食べられるらしい。
そろそろ〆を。〆は最初から決めていました。
和食の職人さんたちが作るこれで〆られたらどれだけ幸せか。
メニュー見たときからそんなことを妄想していました。
出来たてホヤホヤでやってきたのは親子丼。
これです、これなのです。
香るだし、トロトロの卵、柔らかい鶏肉、だしと卵が交わるご飯。
将棋なら王手です、ウノなら「ウノ!」と叫んでます。もう勝ちです。
親子丼を最後にしっかりお腹と思い出に収めて、ご馳走さまです。
お腹いっぱい。ああ、幸せ。
今回は、実に半年ぶりの出張取材。
長い自粛期間中でオンライン飲み会をしたり、おつまみやお酒をこだわってみたりしましたが、やっぱりこの"居酒屋""酒場"という空間がたまらないんだよなあと改めて実感した今回の調査企画でした。
それにしても2週間でお店がオープンできたのはすごい。
まつすけ、どうやら無事に間に合ったようです。
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【店舗情報】
・2020年8月3日(月) GRAND OPEN!
・店名:「串焼 まつすけ博多店」※一年間限定オープンです!
・住所:福岡県福岡市博多区博多駅東2丁目10-12博多イーストビル 2F
・TEL:092-473-3616
・営業時間:16:00~23:30 (OS/23:00)
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