【調査企画】街にコマツが多すぎる。- 博多編 -

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【調査企画】街にコマツが多すぎる。- 博多編 -

だいたい福岡の街にはコマツが多すぎる!

知り合いとの飲み会でこれまでに何度も行くお店を間違えて遅刻してしまったことのあるポンコツな私が、超個人的なお悩みから始動させた今回の企画。

今回は博多の2店舗を巡ってきましたよ。

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■4店舗目:「GYOZA店長と会えるかどうかは時の運」地下のニューコマツ

博多の地下にコマツがあるとは。
これは知らなかった。

今泉に続いて訪れたのは、博多駅から歩いてすぐにある地下のニューコマツ
通称「地下コマ」と呼ばれているらしい店舗。
なんかかわいい。

うーん、たしかマップだとここのはずなんだけど。

あったあった!こんなところに。

地下に進むと、いくつかの居酒屋さんがある中のひとつに特徴的な看板があるお店が。

これが地下コマか。他のコマツと雰囲気違っておもしろそうだ。

ガラガラ~と横に開くタイプのなんだか懐かしいような引き戸を開けて中に入る。
カウンター席に通してもらい、店内を見渡してみる。

いい意味で気取りすぎていない落ち着く空間。ほっ。

今回も例に則って、スタッフさんに企画を説明し、オススメの一品と一杯を注文することに。
声をかけようと思って厨房を覗くと、「ん?」。

もしかしたら見間違いかもしれない。

目の前にいるのは、ユニークなマスクを付け、胸にでかでかと「GYOZA」と書かれたユニフォームを着ている男性

目に飛び込んだときは確実に二度見しました。

なんだなんだと思って声をかけてみると、この方お店の店長の山瀬さんらしい。
いろいろツッコミたいことがあるけど、ぐっと堪えて、まずはオススメを頼みます。

「料理は焼餃子!悩み悩みの開発を続けてやっと出来たコマツ新名物ですよ」と胸の"GYOZA"を指さしながら、山瀬さんが教えてくれます。

なるほど!そのGYOZA(餃子)か。

「お酒は、日本酒か焼酎かなあ。もともとおばんざいがテーマのお店なので、それに合うお酒をいろいろ探して置いてます」と山瀬さん。

今日は焼酎で一杯やりたい気分だったので、勧めてもらった"八千代伝"という芋焼酎にしました。

メニューには他にもいろんなお酒が説明とともに載ってます。

お通しは優しい味のひじきの和え物。なんだか懐かしい気持ちになります。

お母さん...とつぶやきたくなります。

焼酎がやってきました。山瀬さんの粋な計らいで「まずはロックで、徐々に水割りで飲んでみてください」と。

紅はるかというサツマイモを1か月熟成して使っているらしく、甘い香りがふんわりただよいます。
匂いだけでもう美味しい。サツマイモに囲まれてるようです。目をつぶるとサツマイモ畑です。
一口飲んでみるとキリっとしていて飲みやすい。

ちびちび大事に飲んでいるところに、焼き餃子が登場です。

餃子は庶民の味方。みんな大好き。

一つ食べてみます。

パリッ、ジュワ~、シャキシャキ、ごくり。

UMA!文句なしに美味しいです。

外はパリパリ、中からジュワ~っと、具材がシャキシャキ。

これこれ!と食べる箸が止まりません。

珍しい変わり種の餃子や"写真映えする"餃子ではないんですが、それがいいんです。
王道スタイルで出すところに、コマツの本気を勝手にひしひしと感じてます。

「うんうん、よく分かってる」と思いながら、餃子と口を繋ぐルートをひたすら往復です。

あっという間に最後のひとつです。くううう、寂しい。

ほっと一息ついたところで、山瀬さんにちょこっと話を聞いてみました。

「そのユニフォームは一体何なんですか」

待ってましたと言わんばかりに「僕高校時代レスリングやってて、オリジナルで作ったんです」と山瀬さんがニヤリと答えます。

餃子を新メニューとして出すときに作ったらしく、ちゃんと社長にも直談判し、OKをもらったユニフォームだそう。

「他のスタッフには恥ずかしいから止めてって言われますけど。お客さんが気になって話しかけてくれて、餃子をオススメできるんだから僕は続けますよ」と笑いながら話す山瀬さん。

この1時間だけでも2組からユニフォームの話を尋ねられていた山瀬さん。お尻のぷりっと具合もクセになる。

山瀬さんは博多駅のニューコマツと地下のニューコマツの両方の店長を担当されているらしく、GYOZAユニフォームを見れるのは、地下コマ限定とのこと。拝めるかどうかは時の運ってことですね。

漫画とアニメ、それとももクロが大好きな山瀬さん。話してたら自然と元気もらえます。

平日はサラリーマン、土日は女性グループ客や家族連れなど幅広い客層が訪れるのも納得の、ほっと一息つくことができる地下コマでした。

★僕らならこんな時に使いたい
・あったかくて優しい料理でほっと一息。
・山瀬さんのGYOZAユニフォームを拝みに。
・家族と楽しくご飯を囲みたい時。

★山瀬店長の一推しメニュー
【一品】自社開発!革命餃子 7ヶ390円
【一杯】八千代伝 氷結芋仕込みクリオ(芋焼酎) 600円
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【店舗情報】
・店名:「地下のニューコマツ」
​・住所:福岡市博多区博多駅東1-1-33 はかた近代ビルB1
・TEL:092-409-6833
・営業時間:17:00〜23:30(日曜定休)

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■5店舗目:「仕事終わりにたまらん一杯を」ニューコマツ

「今からニューコマツの方行くので一緒に行きましょうか」

そう山瀬店長に声をかけてもらい、地下コマを出発。
つづいては博多駅の中にあるニューコマツに行ってきました。

カウンター席がたっくさん。立ち飲み感覚でスタッフさんと気楽に話せそう。

席について、まず思ったのは「なんだなんだ!貼り紙がたくさんや!」

たくさんの貼り紙が話しかけてきてるみたいで楽しい。

マスク手に入れるのが大変な時期もありましたよね。。。

コマツの他の店舗のスタッフさんが「博多のお店は"THE元気"。パワーもらえますよ~」と言っていた意味が分かりました。
カウンター席で距離感が近く話しやすいだけじゃなく、店内の雰囲気も陽気で明るい。
仕事終わりに「おりゃー!一杯飲んで帰るぞー!」って言いたくなるような雰囲気。

お通し。「かっこよく撮ってくださいよ」と何テイクも撮らせてくれた陽気なスタッフさん。

一緒に来てもらった山瀬さんに、ここのオススメを尋ねてみます。

「やっぱりここは生ビールが一番出ますね。でも普通の生だとおもしろくないから、これどうでしょう」と差しだされたのはクラフトビールの"薩摩GOLD"という一杯。

名前もいいし、博多駅ではこのコマツしか飲めないというなら飲むしかない。
人間ってつくづく"限定"という言葉に弱い生き物です。

頼むとすぐに出てきた薩摩GOLD。
自分でグラスに注いで飲むのも楽しい。

注ぎきるとかわいいイラストが見えるグラス。つくづく"かわいい"にも弱い。

薩摩GOLDは、ほんのり芋の香りと甘味があって、ビール苦手な人も飲みやすそうな感じ。
いや、飲みやすそうというか間違いなく飲みやすいし旨い(実は私もビールがそこまで得意ではないんです)。
近年のクラフトビールブームには本当に感謝です。

グビグビ飲んでしまい、危うくビールがなくなりそうなところに、オススメの一品がやってきました。
鶏の白レバー刺しです。

山瀬さん情報では、ニューコマツで一番出ているここの看板メニューらしい。
60℃で120分じっくり火を入れているため、臭みが全然ないらしい。
おまけに、岩塩とオイルをかけて食べやすい味にしているらしい。
上に乗ってるのはセルバチコというハーブで、少しスパイシーなアクセントを加えてるらしい。
そんな風にたくさん語ってくれた後に「まあ、細かいことは知らんでも旨いっスよ!」と言ってガハハと笑う山瀬さん。
つられて笑っちゃいます。

実際に食べてみると...

わお、なめらかな口どけ。そして濃い。

勝手に苦手なイメージがあったレバ刺しですが、普通におつまみとして最高です。

ふと、隣のサラリーマンらしきお客さんがケータイで話してるのが聞こえてきました。話の内容的に同僚からの「まだ仕事終わってないだろ!帰るの早いよ!」という電話。

「うんうん、わかる...わかるよ...仕事抜けだしてでもここに飲みに来ちゃう気持ち分かるよ...」
すこしだけ盗み聞きしながら、私の心の中でも大賛同です。

それくらい仕事終わりにストレスとか疲れとかいろんなものを吹っ飛ばせる気持ちいいお店でした。
これはつい寄っちゃうし、つい酔っちゃうな。

おあとがよろしいようで。

★僕らならこんな時に使いたい
・仕事終わりに一杯飲んでいきたい時。
・陽気な接客に元気をもらいに!

★山瀬店長の一推しメニュー
【一品】鶏の白レバー刺し 580円
【一杯】薩摩GOLD(クラフトビール) 700円
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【店舗情報】
・店名:「ニューコマツ」
・住所:福岡市博多区博多駅中央街1-1 博多デイトス博多ほろよい通り
・TEL:092-433-0145
・営業時間:11:00~24:00

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