【評価制度事例】サロンの生産性がUP!そして一枚岩の組織へと変貌
トーコンニュース編集部です。
今回は評価制度を導入し、
一人当たりの生産性が導入前と比べて1.5倍以上にUP!
そしてサロンの方向性を皆が理解し行動する
一枚岩の組織へと変貌した事例をご紹介します。
評価制度の導入に迷われている方は、
ぜひ参考にしてみてください。
課題の洗い出しと解決への取り組み
まずは現状の課題点を洗い出してみたところ、
以下のような点が解決すべき課題として浮かび上がってきました。
・サロンと従業員の考え方の不一致
・連鎖退職
・仕事のモチベーション低下
・売上ダウン
サロンの向かいたい方向性がコミュニケーション不足によって伝わっておらず、バラバラの状態。
目指すべき目標なども無いまま、モチベーションも上がらずに売り上げもダウン。
そのような中で退職者が出ると連鎖的に辞める従業員も出てきてしまう。
負の連鎖が続いてしまっている状況でした。
その連鎖から脱却するために「評価制度」の導入をいたしました。
解決への取り組み
課題解決のために、評価制度を通じて以下の取り組みを実施。
①成果とプロセスをセットで目標設定
何を成果とするのか、そのために必要な行動とは。
成果とプロセスをセットにして目標に置く事で、
自分がやるべき事がハッキリとします。
②定期面談で進捗相談とモチベーション支援
設定した目標に対して現在の進捗はどうなのか。
定期的に面談を行う事で、今現在課題に感じている点なども
相談しながら解決策を一緒に探す事ができます。
また、「自分を見てくれている」という事実がモチベーションアップにも繋がります。
③評価者の目標設定力・承認力のスキルUP
評価制度を適切に運用するためには、
評価する側のスキルもとても重要です。
成果に繋がらない目標設定や、ただ話すだけの面談は意味がありません。
マネジメントスキルをしっかりと身に着けていただくための
サポートも行いました。
④成果とプロセスを点数化し、進捗管理
「良くやっていたと思う」「もう少し頑張れると思う」
そういった評価だと、何が良かったのか、どの程度できていたのかハッキリとわかりません。
それだと改善点も見えにくいですし、フワッとした評価で終わってしまいます。
成果とプロセスを点数化することで、何がどれだけ良かったのか、どこがどれだけ足りなかったのか
しっかりと可視化されるので、現状の把握や今後の成長にも繋がります。
見えてきた変化
評価制度の運用をすることで、サロンに変化が出てきました。
✓サロンとスタッフの向かう方向が一致し、コミュニケーション改善
✓成功例を共有しマネする文化が生まれ、新規指名率・単価・再来率に変化が生まれる
✓MOTサイクルの理解・浸透により、効率UP
先にご紹介した通り、「成果とプロセス」をセットで目標とし
定期的な面談を行う事で、全員が同じ方向を向いて日々の業務に取り組むことができるようになりました。
また、単純なコミュニケーション量も増加。
そして、ひとり一人の仕事(行動)をしっかりと評価することで、
成功例も可視化されるようになり、全体で共有・マネをするという文化も醸成。
当然ながらそれによりサロン全体の成果向上にも繋がりました!
1年の運用で生産性向上・強固な組織へ
評価制度を1年間運用したことにより、一人当たりの生産性が明らかに向上しました。
125.2万円(1か月目) → 196.3万円(12か月目)
1か月目と比べて1.5倍以上に!
もちろん、サロン全体の売り上げもUPしています。
また、次の図はスタイリスト5名の
評価制度導入前と後の評価の変遷です。
(赤丸が各スタイリストを表しています)
導入前は自サロンに対して関心が薄く、自らチャレンジをするということもありませんでした。
ですが、評価制度を導入した結果、サロンが向かう方向性を全員がしっかりと理解をして
方向性に沿ったチャレンジも行うようになりました。
会社の方針を理解した上で、社員が自ら考えて行動をする。
これは組織の理想形と言えるのではないでしょうか。
経営は業績の良い時・悪い時・どう抗っても難しい時…、波はあります。
ただ悪い時でも組織が一枚岩であれば、経営者のマインドはどうなんでしょうか?またその組織で働いている社員皆さんもどうなんでしょうか?
「正解は誰にも分からないんだから、まずこの方向を信じてチャレンジしてみよう。小さな成功を積み重ねたら光が見えてくるはず。誰かの小さな成功があればそれをマネして自分の・会社の成果にも繋げていく」
一枚岩の組織には、そんなチャレンジを恐れない心理的土壌があるのではないでしょうか。
そんな土壌を評価制度を通じて作ることができました。
評価制度は給与を決めるだけではない
評価制度、と聞くと社員の給与を決めるためのもの。
そう考えていらっしゃる方が多いかと思います。
それは間違いではありません。が、一つの側面でしかありません。
評価制度の本質は、社員の成長・会社の成長に繋がるという点。
成果とプロセスを明確にすることで、ひとり一人の成長に繋がる。
目標の共有や定期的な面談を通じて、組織を一つの方向にまとめる。
向かうべき方向がわからないまま、皆がバラバラに舟を漕いでいては真っすぐに進むことはありません。
全員が同じ方向に向かって漕いでいれば、船は真っすぐに全速力で目的地に進みます。
より強固な組織を作り上げるためにも、
評価制度の導入をぜひご検討ください。
トーコンでは評価制度の導入~運用支援はもちろんのこと、
評価制度の導入に当たっての「社員説明会」や「評価者研修」も行っております。
評価制度に興味が湧きましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。
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