「求める人材・人物像」の書き方のマル秘テクニック【テンプレートあり】
採用担当者の皆さん、こんな悩みを抱えていませんか?
✔「退職者が出るから新しい人材を採用したい」と現場から言われけど何から始めたらいいか分からない
✔代理店に「採用ターゲットはどのような人材ですか?」と聞かれても、うまく答えられない
✔Indeed(インディード)に掲載したけど、全く応募が来ない……
Indeed(インディード)を含め、各求人広告は「掲載するだけ」ではそう思うように応募者は集まりません。
採用成功の鍵は、目標を明確にし、ターゲットに届くキーワードを盛り込んだ原稿を作成することです。そのためには、どんな人材を採用したいのか整理することが必要です。
そこで今回はIndeed担当として長年クライアントの求人原稿に携わってきた私ミヤナカが「求める人材・求める人物像」の書き方のマル秘テクニックをご紹介します。
【この記事でわかること】
・求人広告の「求める人材・人物像」の悪い書き方
・求職者の目に留まる求人広告の「求める人材・人物像」の書き方の具体的な3ステップ
目次
よくある求人広告の「求める人材・人物像」悪い書き方の例
まず、求人広告によくある「求める人材・人物像」の悪い書き方の例を見てみましょう。
職種:WEB広告運用担当、マーケティング担当
【求める人材・人物像】
・高卒以上
・20代~30代活躍中
・元気に挨拶が出来る方
・PCが使える方
・広告運用経験者歓迎
このような原稿を、よく見かけませんか?
なんとなくどのような人を求めているかは分かります。
ただ、これを見て求職者に「自分の事だ!」と感じてもらえる可能性は極めて低いでしょう。
人物像がぼんやりとしていて全く伝わってきませんよね……
「求人マーケットにいそうな人を書いておけばいいんでしょ!」という投げやり感すらあります。
目に留まる求人広告の「求める人材・人物像」の書き方|テンプレート
なぜ、上記のような間違った求人原稿が多発してしまうのか……それは「求める人材・人物像」がぼんやりしているからかも知れません。
【POINT】
求職者の目に留まる「求める人材・人物像」を書くためには、「どのような人物を採用したいのか」を整理し、言語化する必要があります。
具体的なステップとして、次の3つの条件に分けて考えていくと「求める人材・人物像」がはっきりとしてきますよ!
・必要条件を定める…これを満たさないと選考に進めない条件
・歓迎条件を定める…選考で優遇する条件
・求める人物像をより具体的にする…自社で働いてほしい人材のイメージ
求人原稿を作成する際には、この3つを整理しておくと伝えたい事を分かりやすくまとめることが出来ます。
テンプレート
「求める人材・人物像」を書くために必要な項目は以下です。コピぺしてテンプレートとしてお使いください。
募集職種:
募集の背景:
<STEP1>【必要条件】…これを満たさないと選考に進めない条件を書く
・
・
・
<STEP2>【歓迎条件】…選考で優遇する条件、あると嬉しいスキルを書く
・
・
・
<STEP3>【求める人物像】…「こんな行動が出来る人」、「こういう気持ちで働ける人」を書く
・
・
・
「求める人材・人物像」の書き方 具体例
今回は一例として、テンプレートに沿ってさきほどの広告運用担当について整理していきましょう。
<STEP1>必要条件を定める…これを満たさないと選考に進めない条件
まずは、「ここだけは満たしてほしい条件、スキル」を挙げていきましょう。
職種:広告運用担当
募集の背景:新卒で入社した3年目のメンバーの退職につき欠員補充
【必要条件】
・高卒以上
・Word、Excel、PowerPointが一通り操作できる方(複雑な関数等は使いません)
・一般的なビジネスマナー(電話応対、メール等)がある方
【POINT】
「これだけは外せない」ことを記載しましょう!多く書きすぎると、求職者に敬遠される要因になります。
転職市場にほぼいないような超ハイスペックな人材になっていませんか?気をつけてくださいね。
<STEP2>歓迎条件を定める…選考で優遇する条件
ここでは、「あると嬉しいスキル」を記載しましょう。
【歓迎条件】
・Google、Yahoo!、Indeedの広告運用経験1年以上(imp,CTs,cvなどの意味が分かる)
・広告営業経験1年以上(無形商材の法人営業経験も可)
・顧客との折衝経験1年以上
・WACAウェブ解析士(またアクセス解析に関する資格)
・Googleアナリティクスを使用してのサイト解析、改善提案経験1年以上(直帰率等の意味が分かる、目標の設定ができるレベル)
「歓迎条件」を満たしている場合はメリットを記載すると求職者の応募に繋がりやすいです。
例:「面接1回」「資格手当」「基本給〇円以上」など
【POINT】
応募してもらうために、歓迎条件はできるだけ具体的に書くことです。
・資格名
・経験年数
・具体的なスキルレベル
「Excelが使える方」ではなく「ExcelでSUM関数やAVERAGE関数といった基本的な関数を問題なく扱える」といった具体的なレベル感まで記載できると、ミスマッチも防げます。
希望条件に持っている資格が一つでもあれば、「わたしのスキルが役に立つかも」と感じてもらいやすくなりますよ。
<STEP3>求める人物像をより具体的にする
ここでは、「こんな行動が出来る人」、「こういう気持ちで働ける人」をイメージしながら、書いていきます。
【求める人物像】
・チームで協力し、顧客に向き合える
・自ら考え、周りに伝えることが出来る
・自責で物事を考えることが出来る
・オーナーシップを持って物事を推進できる
・デジタルマーケティングに関心がある
・データ分析などの数字を扱う業務が好き、やってみたい
・ルールやフローに沿って正確に仕事を進めることができる
※1つでも当てはまる方は是非ご応募ください。
【POINT】
スキルではなく、どんなマインド(タイプ・志向)を持っている人かを書いていきましょう!
さらに言えば、「シーン」で表現するとより伝わりやすいです。
例えば、介護職の募集で人物像として、「親切心がある人」を求めたとします。
この場合、ただ単純に「親切心がある人」と記載せず、「道で困っている人がいたらつい声をかけてしまう人」など求職者の日常とリンクする形に言い換えて表現すると伝わりやすいです。
まとめ
ここまでの内容をまとめます。
求職者の目に留まる求人広告の「求める人材・人物像」の書き方は……
①必要条件(これだけは外せない条件)を定める
②歓迎条件(選考で優遇する条件、あると嬉しいスキル)を定める
③自社で働いてほしい人材のイメージをふくらませ、求める人物像をより具体的に表現する
「誰に向けた求人情報なのか」を言語化することで求職者にとって伝わりやすい内容になります。私はいつも「このターゲットにとって、ここで働くメリットって何だろう?」を考えながら、原稿作成をしています。
また分かりにくい採用要件を言語化することは、社内での共有にも役立ちます。面接官が複数にいるとき、共通の認識として把握しておかないと、面接官の「好み」で選考してしまう要因になります。
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