【インタビュー】Indeed(インディード)で応募する学生には傾向がある?特徴を聞いてみた |

みなさん、こんにちは。
トーコンで働くパラアスリートの日向です。

今までは広報として活動していましたが、2021年10月からは制作グループに異動。
主にWEB制作の事業に関わるようになりました。
広報としての役割も引き続き担っておりますので、これからトーコンニュースでも、色々な情報を発信していこうと思っています。
よろしくお願いします。

さて、先日採用担当者の関谷さんに「採用サイトからの応募が爆増した件」についてインタビューをしました。
その際に「新卒でindeed(インディード)を使って応募する学生さんの傾向」についても特徴がある、というお話しを伺うことができました。

今回はその件についてまとめたいと思います。

採用成功事例集

インタビューメンバー紹介

【インタビューをする人】
日向 賢(ヒナタ サトル)

ブラインドサッカーの選手として活動をしながら、トーコンの広報担当としても働いています。

 

【インタビューを受ける人】
関谷 梢(セキヤ コズエ)

トーコンの広報/採用担当。2003年新卒入社。日向さんと話すとSっ気が出てくる。

学生がIndeed(インディード)を利用するきっかけ

日向(以下、H):
こないだはありがとうございました!

関谷(以下、S)
いえいえ。こちらこそ。何か反響ありました?

H:
お陰様で結構PVが伸びてます!アナリティクスで調べました!

S
そうですか!それは良かったです!

H:
そこで、今回はその時関谷さんがおっしゃっていたindeed(インディード)で応募する学生さんの傾向についてお話を伺いたいと思っています。

S
了解しました。ちなみに日向さんはどんな傾向がありそうだと思っていますか?

H:
そうですね。。。やっぱりindeed(インディード)って、ちょっとエンジニアっぽいイメージがあるんですよね。だから、理系の学生さんが多いのかな?と思っています。

S
いいえ。そうではありませんでした。

H:
そしたらindeed(インディード)って、やっぱりアルバイトやパート採用で使われているイメージがあるので、少し軽い気持ちで応募する学生さんが多いとか?

S
いいえ。そうではありませんでした。

H:
(全然わかんねー。だから話を聞きに来たのに・・・)いやー、そしたら全くわかんないですね。教えてください!

S
あ、もうギブアップですか?

H:
(いや、だからわかんないから聞きに来たっつーの!そんな言い方しなくても・・・)ギブアップです!教えてください!

S
しょうがないですね。教えてあげます。

H:
ありがとうございます!

S
まず言えることは、半分以上の学生さんが内定を持ってました

H:
え?内定を持っていた。ってことは、ほぼ一回就活を終わってる学生ってことですか?

S
そうです。リクナビやマイナビを見て、就職活動をして、選考も受けて、内定ももらって。でも「本当にここで良いか迷っている学生さん」からの応募が多かったんです。

H:
内定もらったら、すぐに卒業旅行に行くイメージが・・・。あ、今はコロナ禍で旅行に行けないからですか?

S
・・・。まぁ、中にはそういう人もいると思いますが・・・。学生にとって新卒での入社は、基本的には一生に一度(※TOKONでは既卒者や一年目で離職した方も新卒入社者として迎えています)。
だから、こちらが思っている以上に慎重なのではないでしょうか。

H:
理系が多い・・・

S
わけではないです(笑)。トーコンの場合は、総合職ですので圧倒的に文系が多いですね。

H:
今、巷で話題になっている学校の偏差値レベルはどうでしょうか?

S
いわゆる有名どころの学校もいれば、そうでない学校の学生さんもいらっしゃいます。学校の偏差値レベルでの特徴は見られませんでした。

H:
なぜ彼ら彼女たちはindeed(インディード)を使ったんでしょうか?

S
内定を持っていることから、今までは通常通りの就職活動をしていたと思われます。つまり、リクナビやマイナビを使っていた。
ただ、その中では見つけられない企業を探したい、と考えたときにindeed(インディード)という選択肢が出てきたそうです。

H:
学生はindeedの存在を知っている、ということですね。

S
ええ。あれだけCMもやってましたからね。当たり前のように知っています。アルバイトを探すときに使っていた、という学生さんもいました。

H:
アルバイト探しで使っていた、という方は何となくわかるのですが、使ってない方もいらっしゃったんですよね?
そういう学生さんはどうやってindeedに行き着いたのでしょうか?Googleで検索をしていたら、たまたまindeedに入っていったのでしょうか?

S
実はたまたまではないようなんです。

H:
では、なぜ?

S
友人に勧められた、または学校から勧められたという回答が多かったです。

H:
学校が就職活動でindeedを使うように指導している、ということですか?

S
はい。実際に就職課に相談に行ったら、indeedを勧められたという学生さんと出会いました。
リクナビやマイナビ、最近ではオファーボックスなどもありますが、それでも出会えない企業をどうやったら探せるか。
そういう相談をしたところ、indeedを勧められたそうです。

H:
もはや、学校にまでindeedに新卒の情報があることが浸透しているんですね。。。

S
私もindeedには中途採用やアルバイト採用で使うイメージがありました。だから、実際に学生さんと会話をしたときは衝撃を受けましたね。

Indeed(インディード)は分かりやすい?

H:
indeedを使うきっかけ、ということは分かりました。ただ、リクナビなどと比べて企業情報の量が少ないのでなかなかエントリーまではしにくいのでは、という疑問があります・・・。

S
私もそうでした。ただ、実際にindeedから応募してくれた学生さんと話すと、全く逆でした。

H:
逆というと?

S
indeedの方が使いやすい、分かりやすいという声が圧倒的だったんです。

H:
え???ちょっと待ってください???リクナビには仕事情報も会社情報も先輩情報も写真もあって、情報量が豊富じゃないですか?分かりやすさ=情報量の多さ、じゃないんですか?

S
はい。今の学生の中には「情報量が多すぎて、逆に良く分からない」という方も一定数いるようです。

H:
でも、それって言い方が悪いかもしれませんが、文章の読解力とか企業志望度が低い、とも言えるのでは?

S
いえ。確かにその一面を危惧してましたが、実際は全くそんなことは無かったんです。

H:
それはどこで分かったんですか?

S
一次面接の段階です。

H:
それはなぜ分かったのですか?

S
面接時の企業理解度は、リクナビからエントリーしてくれた学生さんと遜色ありませんでした。逆にちゃんと採用ホームページを読み込んできてくれている印象です。
リクナビももちろん読み込んできてくれてました。

H:
イメージとのギャップがあるのですが、、、、。それはなぜだと思いますか?

S
学生さんからするとindeedは「分かりやすい情報量」で比較検討しやすいメディアのようです。そこで、まずは良さそうな会社にエントリー。
その後に説明会や面接などもあり、そこで企業理解は深められるという目算もあると思います。

H:
あー、なるほど。リクナビやマイナビでいう一括エントリー(複数の企業に一気にエントリーができる仕組み)みたいなイメージですね。

S
ちょっと近いかもしれませんね。

H:
そうすると面接などに呼んでも来ないイメージがあるのですが・・・。

S
そこはさすがに採用ホームページからのエントリーですね。エントリーから選考に進む率は、リクナビなどの3倍ありました。

H:
それはどういうことでしょうか?

S
リクナビやマイナビと比べて、ボタン一つでエントリーできるわけではありません。自分の個人情報をイチイチ入力する必要があります。
つまり、比較検討をした上で「良い」と思った企業にしかエントリーはしない。
自分たちが比較検討できるだけの情報があればよい、という学生さんからするとindeedに読み込まれている情報量がちょうど良いのではないでしょうか。

H:
リクナビをしっかり作り込んでいる企業からすると、ちょっと由々しいですね・・・。

S
はい。ただし、リクナビの情報を作り込むことは非常に大事だと思っています。

H:
と、言いますと。

S
どのくらいの情報量が「心地よいか」は、学生一人一人違うと思います。リクナビの方が分かりやすい、という学生さんの方が圧倒的に多いでしょう。
また、indeedから応募してくれた学生さんもリクナビはしっかり見てたんです。企業理解や志望度の醸成には、リクナビの情報も欠かせないと思っています。

H:
ただし、indeedの情報くらいが丁度いい、という学生さんも一定数はいる、と。

S
はい。確実にいます。そしてどっちの学生さんが優秀か、というのは全く意味をなさない議論だと思います。
また学生さんの「情報の取捨選択」のスピードは、私たちが想像している以上のスピードで行われているようです。
企業として出来ることは、学生さんに合わせて入り口を用意すること
選考に入ったときに一人一人の学生さんとしっかり会話し、決断できるだけの情報を提供することです。

Indeed(インディード)クローリング掲載の利点

H:
なるほど。他にindeedからの応募をする学生に特徴はありましたか?

S
エントリーからの内定率、という観点でいうとindeedの方が圧倒的に良かったですね。そこはトーコンが直接投稿ではなく、採用サイトをクローリングさせた、ということが寄与したと思っています。

H:
うーん、全く意味が分からないのですが・・・?

S
分かりませんか?

H:
はい。全く(断言)。

S
クローリングというのは、採用サイトを読み込ませて「応募したい!」と思った方を採用サイトに呼び込むというやり方です。

H:
それはなんとなくわかってるつもりです・・・。

S
つまり、採用サイトにある情報を見てもらいやすいという状況を作れるのです。
募集要項以外にも。

H:
あ・・・!

S
先ほど、比較検討するにはindeedに読み込まれている情報量くらいが丁度いい、という話をしました。ただし、それはあくまで比較検討の話。

企業研究をする上で、採用サイトは欠かせないツールになっています。そこへ一定以上の「志望度」を持った学生を呼び込めるので、こちらから伝えたい情報に触れる機会を作ることができるんです。
しかも、メディアではなく自社のアドレスで、オリジナルの情報を伝えられることは大きなメリットだと思います。

実はindeedから応募してくれた学生さんは平均6pくらい見てくれてることもアナリティクスから分かっています。

H:
そうするとやはりindeedにクローリングされる自社サイトを持っていた方が良い、ということですね。

S
そうです。例えばトーコンが提供している・・・

H&S:
プラスアイ!

H:
あの、嬉しいんですが、、、。またプラスアイの宣伝っぽくなってませんか?

S
てへ。ばれました?(笑)

H:
いや、てへじゃなくて・・・・。
でも、確かに採用サイトに呼び込む。しかもまたそれをアナリティクスで解析する。そしてサイトを改修する、を繰り返すことで採用力の向上にはつながりますね。

S
はい。実際に採用サイトで一番良く見られる「先輩インタビュー」が、実はindeedから来てくれる方には見られてない、というデータも取れてます。
そこで内容と導線を強化する、ということに現在は取り組んでいます。

H:
なるほど・・・。またそれは楽しみですね!

S
はい。私も楽しみながらサイト改善に取り組んでいます。次は先輩インタビューをリニューアルしたらどうなったか、ぜひお話しを聞きにきてください。

H:
はい!ぜひ伺います。本日はありがとうございました!

S
ありがとうございました。

最後に

ということで、今回はindeedで活動をしている学生について話をうかがいました。
いやーーーー、全く想像してませんでした。
今の学生さんの情報の取捨選択、ツールごとの使いこなしなどなど。
目から鱗が出まくりな話でした。

時代に合わせて若者の情報収集、情報選択のやり方は変わっていること。
その変化のスピードは圧倒的に速いことは分かりました。

今後、若者の採用難易度は上がるばかり、という声も聞きます。
会社のやり方へ学生さんに合わせてもらうのではなく、学生さんに合わせるという戦略的な動きが必要になってくると実感しました。

 

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    ブラインドサッカーの選手として活動をしながらトーコンの広報担当としても働いています。 私は視覚に障害があり、目が全く見えません。 ダイバーシティやブラインドサッカーのこと、またトーコンについて発信していきます。